【バランスボールでストレッチ?】ストレッチのポイントをPTが完全解説

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今回は,バランスボールを使ったストレッチのポイントとストレッチ基本を紹介していきたいと思います。

オンラインレッスンも行っていますので、自分に合った運動が知りたい方など気になる方はココナラ/オンラインレッスンをご覧ください。

以前紹介したパーツ別ストレッチやバランスボールを使ったダイエット方法も紹介していますので,気になる方はご覧ください。

バランスボールトレーニング集

こんな人にオススメ

・バランスボールがオススメの理由が知りたい
・ストレッチの効能が知りたい
・ストレッチのやり方やポイントが知りたい
・バランスボールを使ったストレッチが知りたい
・体が凝り固まっていて短時間でほぐしたい方

この記事を書いたい人

●現役理学療法士で9年程病院で勤務。
●脳血管、整形外科、スポーツ等幅広く診療。
●国際的な資格を保持し講習会や地域の方に指導実績あり。

理学療法士視点で体に負担がかかりにくい自宅で行える運動方法等を紹介していきます。

Youtubeチャンネル【FujiPT-運動講座 】でも紹介していますのでご覧ください。

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ストレッチの効果が持続しない理由は?

効果が持続しない理由として、筋肉を上手く利用できていないことがあります。

せっかくストレッチで体の動く範囲(可動域)が上がっても、普段と同じ動作や筋肉を新しく獲得した可動域で動かせていないことが原因にあります。

そのため、可動域が上がった後は、筋肉や動作に注意して動かすことに注意しましょう。

また、継続的にストレッチを行わないと同様に可動域は広がっていかないので、習慣化して行っていきましょう。

ポイント

・動作を意識する(例)歩幅を広く歩く

・新しく獲得した可動域で筋トレや動作を行っていく
 (例)筋トレのときに可動域の最後まで行う

●バランスボールはストレッチにオススメ器具?

バランスボールはゴムの弾みが程よい抵抗感になるのでストレッチにもってこいです。

ストレッチで筋肉の柔軟性を上げるためには,痛みの無い範囲まで筋肉を伸ばしていく必要があります。

しかし,ストレッチを行う際に必要以上に伸ばし過度に力が入り上手く行えなていないことが多く見られます。

ストレッチを行う際には,リラックスして行う必要がありますが,力や伸ばす範囲の調節が難しいです。

バランスボールを利用することで,位置の設定を行え伸ばす範囲の調節やゴムの弾みを使うので必要以上の力が入らないのでオススメです

ストレッチも主に2種類ありますが,どちらともに利用できるところも魅力的です。

●ストレッチの種類は?

主に二種類あり、静的ストレッチ(スタティック)と動的ストレッチ(バリスティック)があります。

どちらとも効能として筋肉の柔軟性筋肉周囲の循環向上があります。

●静的ストレッチ(スタティック)


ゆっくり筋肉を伸ばしていく動きで,一般的に言われるストレッチです。

柔軟性と伸ばした筋肉周囲の循環が良くなります。
落ち着いた気持ちで行えるので,筋肉の柔軟性を上げるだけでなく気分転換にもなります。

ヨガなどで伸ばしていく動きはこれにあたります。

【効能

・筋肉の柔軟性の向上,筋肉周囲の循環の向上,疲労の軽減,気分転換


デメリット:時間がかかる。動的ストレッチと違い時間をかけてゆっくり行うので時間を要します。

      気分転換になるのですが,家事や仕事が忙しい方は時間の確保が必須です。

バランスボールを使うことで転がりや弾みを使え簡単に行えるのでオススメです。

方法

①伸ばしたい筋肉をゆっくりとぎりぎり我慢できる範囲まで伸ばします。

②①状態で10〜15秒程キープしていきます。(この時力を抜くことを意識しながら行います。)

③5秒ほど休憩し,少し角度を上げて同様に行っていきます。

●ちょいトレ(股関節:静的ストレッチ)

簡単に行える股関節の静的ストレッチを紹介していきます。

・動き(大臀筋中臀筋梨状筋

お尻の臀筋群(大臀筋・中臀筋)や股関節を外側に捻る筋肉(梨状筋)を伸ばす動きになります。

デスクワークなどで座りっぱなしの方は股関節周囲が硬い方が多く柔軟性の低下が良く見られます。

あぐらを行うときや椅子に座ったときにお尻の外側に違和感や痛みがある方にオススメです。

・手順

①伸ばしたい方の足をあぐらを行うようにボールに乗せます。
②①状態から上半身をボールの方に倒していきましょう。
③②状態を10秒キープして①に戻り5秒休憩して繰り返していきましょう。

回数:左右10回行いましょう。

ポイント

・反動をつけず行っていきましょう。動きを区切ると行いやすいです。

●動的ストレッチ(バリスティック)

筋肉に力を入れて伸ばしていくストレッチです。

ラジオ体操や運動前のアップなどがこれにあたります。

筋肉は細かく見ると筋肉の繊維同士が伸び縮みすることで動いています。

力を入れることで、力を抜いた後に筋肉が緩んだり、過剰に頑張っている神経が安まったりして
動く範囲が広がっていきます。

また,運動後に軽い運動を行うアクティブストレッチにも当たります。

【効能

・筋肉・神経のリラックス,疲労の軽減,柔軟性の向上
・筋肉の使い方向上(運動前に行うことでパフォーマンスが向上することができます。)

デメリット:力の入れる量が分かりにくい。

壁や人に手伝ってもらって行うこともできますが,調節は難しいと思います。

バランスボールを利用すると程よい弾みで抵抗感があるので,力の調節が行いやすいです。

バランスボールを使って行う際は,ボールの中心が3~4cm凹むくらいの力で行いましょう。

方法

①伸ばしたい筋肉を痛みがない範囲まで伸ばしていきます。

②①状態から伸ばされている筋肉に力を入れていきます。
 その状態で5秒ほどキープして力を抜きます。

③②体勢のまま5秒ほど休憩し,少し角度を上げて同様に行っていきます。

●ちょいトレ(股関節:動的ストレッチ)

・動き(大腿四頭筋腸腰筋

股関節~膝前面にある大腿四頭筋・腸腰筋を伸ばす動きになります。

膝を曲げたり股関節を後ろに伸ばす時に柔軟性が必要な筋肉なります。

動きが乏しいと正座や深くかがむ時に膝前面が突っ張る方にオススメな動きになります。

・手順

①伸ばしたい側の足をボールに乗せます。
 太ももの真ん中にボールの中心がくるようにしましょう。

②①状態から膝を90°程曲げ、太ももでボールを押していきましょう。

③②状態を5秒キープして、①に戻り3秒休憩して繰り返していきましょう。

回数:左右10回行いましょう。

ポイント

・②時膝前面に痛みがある場合は,膝の曲げる角度を少なくしましょう。


以上バランスボールを使ったストレッチとストレッチの種類等を紹介していきました。

年々体の柔軟性は少なくなってくるので定期的に行うことが体を痛めないためにも大切になってきます。
一緒にこつこつ頑張っていきましょう。

ご覧いただきありがとうございました。

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